府民になりたい県民の徒然だいあろぐ

歴史のこと、奈良のこと、そしてよくお酒と野球のことをぽつぽつとつぶやきます。脈絡もなく、思ったことを書いていきます

気がつけば中島がショートを守っていた

すぽるとダルビッシュ有が分刻みでプロテインを飲んでいる最中に、一人で日本酒飲んでて意識の違いをまざまざと見せつけられた県民です。

 

ちょっと前の記事ですが…

 

www.nikkansports.com

 

試合中に勝手に帰った方は

 

f:id:lefty14kim:20160304003454j:plain

 

この方とか

 

f:id:lefty14kim:20160304003609j:plain

 

この方とかいましたが、試合中に荷物の整理をさせられた選手はなかなかいないんじゃないでしょうか。

 

覇気がないとかは間近で見ないとわからない部分がありますが、ニコ生で試合見てた感じだとボールへの反応やら守備はプロレベルではないとった印象。2軍レベルですらないような感じがしました。

 

それでも1軍にいたのは安達が抜けたことによる遊撃手の層が薄いからに他ならないですが、正直大丈夫か?とオリックスの闇の深さを感じずにはいられない一幕でした。

 

と、今日のオープン戦をぼんやりと見ていたら…

オリックスのショート、いつになく横に大きな方が

 

f:id:lefty14kim:20160304004444j:plain

 

中 島 宏 之

 

マイナーリーガーだの、審判にキレるだのなかなか悪評がつきまとっていますが…笑

 

f:id:lefty14kim:20160304004616j:plain

 

去年はほとんど守らなかったショートのポジションについてるではありませんか!!

 

20dainonihonshu.hatenablog.com

 

安達が潰瘍性大腸炎になったとき、ショート守れるやつ誰もおらんやんけ!

という感じでしたがここでまさかまさか中島がショートをやるとは…

 

www.sanspo.com

 

福良監督はもうショートしか守らせない気なようで…

 

 

オリックス優勝から20年。

この球団の闇の深さは、想像以上なんだと思わずにはいられないのでした

関西のテレビ局さんへ 野球だけでなくサッカーも扱ってください…

いよいよJリーグがはじまりました。

個人的には、親の実家から徒歩10分の場所に本拠地のスタジアムがあるベガルタ仙台の動向が気になって仕方ないのですが、今シーズン、気になっているのがこれです。

 

f:id:lefty14kim:20160228223425j:plain

 

普段ベガルタを応援している私にとっては他球団ですが、ガンバ大阪の新スタジアム•吹田スタジアム

 

去年までのガンバ大阪のホームグラウンド•万博記念競技場と比べて

 

とにかくピッチと客席の距離が近い

 

そして、サッカー専用競技場としては日本の他のスタジアムに類を見ない観客収容能力(約4万人)

 

ベガルタ仙台のホームスタジアム•ユアテックスタジアム仙台もサッカー専用競技場ですが2万人程度ですし、客席の距離もここまで近くはありません…

 

まさに憧れのスタジアム

 

 

そんなスタジアムでのはじめてのリーグ戦。

TBS系列で放送、ってのを目にしたんでてっきり見られるのかと思ったわけですよ。

 

そしたらどうでしょう

 

関西では放送していない

 

こんなことありなんでしょうか…

 

スカパー!契約すれば見れるやん

 

そういわれればそうなんですが、月額3,000円という金額はたまにしか見ない人には払えやしませんよ。

 

さすがにTBSで放送してるんだったらやってくれたらいいのに…

 

野々村竜太郎を生んだ西宮にあるネタ球団•阪神タイガース放送すりゃ数字取れるのわかりますけど、開幕戦なんだし…。

 

野球もサッカーも一緒に楽しめるようにしたらええやないか

 

とただただ残念

 

関西でサッカーを楽しもうと思ったら、スカパー!契約するか現地行くかでもしない

 

そう思うと、ライトに楽しみたい層にはハードルの高いレジャーなんだ。

とともに、サッカーが文化になるのにはまだまだ時間がかかるんだな

 

そう気づかされたのでした…

《イチローの再来》ホークス期待の若手•上林誠知 −2016シーズン活躍の鍵に迫る−

この男は、第2のイチローになるかもしれない


素質を期待され、こんな期待をかけられながら芽が出なかった選手。
今までに数え切れないほど登場し、思った通りの活躍ができずに歯がゆい思いをしてきたことでしょう


ですが、今シーズン


イチローの再来


と本当に言える選手が登場するかもしれません


その選手の名は、上林誠知

 

f:id:lefty14kim:20160213220427j:plain



仙台育英高校時代にはワンバウンドの球をヒットにするなど、イチローばりの打撃センスで甲子園を沸かせたプレーヤー

www.youtube.com




高校3年生の夏、極度の不振に陥ったため4巡目での指名となりましたが



なんでこれだけいい選手が4巡目までのこっていたんだ


と一部の高校野球ファンを驚かせたものです。
(と同時に、仙台の高校出てるのに楽天のスカウトなにしてんだ、と思った方もいることでしょう…笑)



イチローと同じく4巡目での指名、背負う番号もイチローと同じ51



このあたりも、イチローの再来と期待がかかる所以でもあります


そんな上林。
昨年、プロ初スタメンとなった試合で、プロ初のホームランをグランドスラムで飾るという華々しい活躍を見せ


www.youtube.com

 

その後も少ない出場機会ながら、15試合で打率.318に2本塁打という結果を残したホークスきっての有望株です。

 

 

柳田、中村晃、内川、そして怪我から復帰した長谷川…。

f:id:lefty14kim:20160213224808j:plain

 

f:id:lefty14kim:20150419134455j:plain

 

f:id:lefty14kim:20160213224845j:plain

 

f:id:lefty14kim:20160213224754j:plain

 

(並べてみましたが、それにしてもすごいラインナップです…)

 

タイトル獲得経験のある選手たちが名を連ねる外野陣。そのなかでレギュラーを奪い取るかもしれないという上林誠知。

 

 

彼が今後、不動のレギュラーとして活躍するために今回はあえて一軍に定着するだけでなく、活躍するために必要に感じる部分をファンの目線から見ていきたいと思います。

 

崩されてもいいからヒットを打つこと

まず活躍するために鍵を握るポイント。それは


打ち損じでもいいからヒットにする力


というところではないでしょうか。

 

2軍と比べて、厳しい攻めを見せてくる一軍の投手陣。

ジャストミート、自分の間合いで打てるチャンスは極端に減るのは間違いないでしょう。

 


そんな中で、どん詰まりでもいいからきちんと野手と野手の間を抜く打撃ができるのかという点が率を残すため、ひいては活躍するために重要となってくるでしょう

 

(理想は内川のライト前なのかもしれません。) 

www.youtube.com

2ストライク以降の打撃成績の向上

抜群のコンタクト能力、内外角を見事に打ち分ける打撃センスを持つ上林。
二軍で学ぶことはもうないといえるレベルに達しているように思います。


一方で、一軍では2ストライク以降に打撃成績が極端に落ちる傾向が見て取れます。ここで、昨年のカウント別の打率を見てみましょう 

 

f:id:lefty14kim:20160213221945p:plain

 

1ストライクまでは非常に高いアベレージを誇る反面、2ストライク以降になると10打数1安打と極端に抑えられていることがわかります。

 

甘い球に対する捌きが一軍でも通用することは昨年15試合という出場機会ながら、.318という数字を残したように十分に証明してくれました。


ただ、それだけでは通用しないのが一軍。

 


緩急、縦横の揺さぶり


1打席に甘い球が1球くるかどうかという制球力

 

 

いずれも2軍とは比べ物にならないくらい高いクオリティで投手が攻めてくるなかで、いかに2ストライク以降の打撃成績を向上させるか…

 

この点が2016シーズンに活躍できるかできるかどうかの鍵を握る一つのファクターと見ています

 

上林よ、カットを身につけろ

2ストライク以後の打撃成績について触れましたが、つまるところは

 

0-2と追い込まれ、不利なカウントになったあとに3-2を作っていかにイーブンに持っていくのか

 

という点になってくるかと見ています。

そのためにどうすりゃいいかというと

 

カットする能力と選球眼に磨きをかける



というのが一軍での活躍に不可欠な要素ではないでしょうか。


早いカウントから厳しいコースを攻め、投手有利なカウントを作られたあと
いかに厳しい球をカットして、3-2というイーブンなカウントに持っていくこと

 

 



甘い球を逃さず打ちつつ、難しい球はきっちりとファウルで逃げる。そして吊り玉を見極める力をつける


早打ち、抜群のミートセンスゆえに厳しい球にも反応してしまう。その結果として凡打の山を築いてしまう。そして自分の形を見失ってしまうという悪循環に陥った選手はこれまでにたくさん見てきました。

 

もちろんその良さを活かしつつ、昨シーズン引退した井端のようなしぶといファールを打つ技術を身につける

 

www.youtube.com

 

 

元来、抜群のコンタクト能力を誇る選手でもある上林。

カットの能力、選球眼の向上は一軍の球筋•攻めを感じないとできない部分でもあるように思いますし、彼ならいとも簡単に身につけるのかもしれません。

 

 

2ストライク以降での打席での内容

 

 

若干20歳の選手に対する要求とは思えない気がしてなりませんが…。

これこそが、上林誠知が持つ高いポテンシャルの裏返しといえるでしょう。

 

 

イチローが200本安打を達成し、彗星のごとく現れたのがプロ3年目。

3年目を迎える今シーズン。とんでもない活躍を見せるかもしれない上林の活躍から目が離せません。

不倫で辞職した宮崎謙介。実は億単位のお金を動かすパフォーマーだった

www3.nhk.or.jp

 

男性の育休を文化に

 

京都の選挙区から選出されたからか知りませんが、京都の人間でもないのに京都らしさ気取って和服着た時のスタイリストと不倫して辞職とはなんとも滑稽な気がしてなりません

 

f:id:lefty14kim:20160212234039j:plain

 

京都の政治家で和服といえば、この方のほうがおなじみでしょうか…

京都市長門川大作さん。

 

どんなところにでも和服で現れるこの方と比べると、宮崎氏がやってることはどうも二番煎じなパフォーマンス感が否めないですよね

f:id:lefty14kim:20110115154504j:plain

 

育休を文化に

 

という意識の高いパフォーマンスよりも

 

不倫は文化である

 

という某芸能人の名言を地で行く姿に政治家よりも、だらしなさだけが目立つ格好となりました…。

 

今日の会見も、異様に用意周到な頭の下げ方、妙に間を取った演技じみたしゃべり、バインダーを見ながら話をしたりと、周到な準備

 

憔悴しきったというよりは、セルフプロデュースに余念がなく寝る間も惜しんで練習をしていたんだろうなという気がしてなりません。

 

The パフォーマー

 

ここに来るまでどうしようか迷い、その末に議員辞職を決意した

 

だなんてドヤ顔ぇ言ってましたが、この言葉を三回くらい反芻してあることに気づき、冷静な怒りがふつふつと湧いてきました

 

 

何でお前の辞任というパフォーマンスのために、補欠選挙の費用を税金でやるんだよ、と。

 

前回の解散総選挙の時に、600〜800億円はかかったといわれる選挙の総費用。

 

 

衆議院の定数は475なわけですから、1選挙区あたり単純計算をすると

 

600÷475=1.263…(億円)

 

すっごいざっくり計算して、1億円はくだらないという補欠選挙の費用。

 

ちなみに、1億円のお金があったら

 

1回1億円といわれる、紅白の小林幸子の衣装がもう一着増備される

f:id:lefty14kim:20160213001052j:plain

 

1発10万円ほどするといわれる花火だって1万発も打つことができる(性的な意味ではない)

f:id:lefty14kim:20160213001337j:plain


去年できなかった宇治川花火大会が中止されることなくできたかもしれません。

 

カイエン買いてえ!と思った時に即座に最高グレードのカイエン4台も買える

f:id:lefty14kim:20160213001806p:plain

 

といろいろ見てみたら

なんでこいつの不倫に1億円もかかってんだよ…

 

と本当にバカバカしくなってきました。

 

複数の女と不倫し、身重の妻をほったらかしてグラビアアイドルを自分の家に連れ込んでバレたあげく、勝手に辞めて1億円も金を使わせる

 

とんでもねえパフォーマーじゃねえか

 

と腹立たしさを通り越してなぜかすげえヤツに思えてきてしまいました。

 

責任を取るといったわけですし、ここはパフォーマー宮崎。


こうなったのも京都生まれでないのに京都人ぶった因果応報に思えてなりません。


最後の最後。自腹で補欠選挙の費用を払うくらいの男気とパフォーマーとしての意地を、地元でもないのに立候補し、当選させてもらった京都の有権者の前で見せてほしいものです。


それが責任だと思いますし、そこまで考えて決断したんだよね?


もしそうでなければ、自らの批判を逃れるために辞任という決断をしたとしか思えず、責任逃れな気がしてなりません。

【奈良観光】東大寺•春日大社の休憩スポット 奥村記念館が思った以上に便利だった

netgeek.biz

 

数日前に話題になりましたね、NECに就職するのに、街の電気屋さんに就職すると勘違いされて別れたという話。

 

 

これくらいのことも知らないのか、という人もいれば言われてハッとして

NECって日本電気って名前だったの」

 

という方もいるのかもしれませんね…。

さて、ゼネコンなんかでは

 

「○○組」

 

て会社名を頻繁に見かけますが、NEC日本電気とわからなかったように

 

 

えっ、彼氏ってヤ○ザに就職するの

 

っていう話になるなのかもしれません…。

 

 

と、前段はこのあたりで。

今回はそんなゼネコンの「○○組」さんが、ゆかりの深い奈良の地に建てたある施設を紹介します。

 

場所は奈良国立博物館の向かい側

 

 

一見、日本家屋のような佇まい。

玄関だけ見ると、なんか有名レストランやらが入っているかのように見えなくもありません(というか、レストランかと勘違いしました…笑)

 

f:id:lefty14kim:20160210132847j:plain

 

 

 一見、飲食店などが集まっているようにも見えますが…

グッと寄ってみると…

 

f:id:lefty14kim:20160210130859j:plain

 

奥村記念館 

 

と書かれたプレートが。

こちら、大阪に本社を置くゼネコンの「奥村組」さんが建てた記念館。

 

 

なぜこの地に建てられたかというと、奈良出身の創業者•奥村太平さんが心落ち着く場所として好んだところを

 

みんなにも見てもらおう!

 

ということで展望フロアとして開放したんです。

(ん〜、なんという太っ腹!!)

 

f:id:lefty14kim:20160210132606j:plain

 

こちらが、創業者の奥村太平さんの銅像。

今の香芝市に生まれ、今から100年ほど前に土木建築を請け負う「奥村組」を創設しました。

 

 

f:id:lefty14kim:20160210131318j:plain

館内を俯瞰した写真がこちら。天井が高く、とても開放的な空間になっています。

まるで都心部の美術館にやってきたかのようなとても近代的なつくり。

 

様々な建物の工事を請け負ってきた奥村組ならではの技術が、ここにも凝縮されています。

 

ちなみに、手前は現代的な造りに、奥に行くほど古の技術が用いられており、時間軸を表現しているのだそうです。

 

f:id:lefty14kim:20160210131003j:plain

 

1階は奥村組の誇る技術である免震技術のほか、これまでの取り組みについて紹介をしたフロアに

 

えっ、こんな風にして免震構造ってできてるんだ!

 

というお勉強もできるようになっています。

 

展示フロアだけでなく、館内はゆったりと休んでいただけるようにと椅子が多く設けられているほか、観光案内をしてくれる方も常駐しています。

 

f:id:lefty14kim:20160210132538j:plain

 

奈良市内だけでなく、県内各自治体などが発行したチラシやパンフレットもあり、観光案内の情報を集めることもできます。

 

そして、2階にあがると…

若草山東大寺の大仏殿など、奈良の名所を見渡すことができる展望フロアがあります。

 

周辺には多くの観光客が歩いていましたが、まだ穴場としてあまり知られていないのかほとんど人はおらず。

 

ゆったりと眺めることができます。

 

f:id:lefty14kim:20160210131405j:plain

 

f:id:lefty14kim:20160210131415j:plain

 

 

1階にもどると、お茶のサーバーが。

春日大社東大寺を参拝したあと、ちょっと歩き疲れて乾いたノドを潤してくれるおもてなしもバッチリ整ってます。

 

f:id:lefty14kim:20160210131153j:plain

 

これだけ色んなものがつまった奥村記念館。

入館料を取っていてもおかしくないような気がしますが…

 

 

全部無料!

 

お、おおっ、なんという太っ腹!!

 

 

東大寺春日大社周辺はゆったりと座れるスペースが少ないので、ちょっと歩き疲れた時の場所として知っておくと本当に便利だと思います♪

 

奈良へ来たときは、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

 

↓↓詳しくはこちら↓↓

http://www.okumuragumi.co.jp/kinenkan/#02

 

 

 

左利きの日なので、左利きならではの不便を語ってみる。でも左利きはなんだかんだでいいこともある

突然ですが2月10日は左利きの日なんだそうです。

f:id:lefty14kim:20160210135416j:plain

 

10年くらい前と比べると、なんだか左利きの人口って増えた気がします。
昔は矯正させられたりしたので、矯正される人が減ったからなのかもしれませんが。
 
 
私自身、左利きということもあって(なぜか携帯だけは右で打ちますが)
街中で左利きの人なんかを見ると、ちょっとした親近感のようなものを感じます。
 
 
増えてきたとはいえ、まだまだ左利きって世間にはよく思われていない部分もあったりで。だからといって思い悩む部分はないですが
 
 
不便だな〜
 
 
なんて感じることは結構あります。
いろんなところで、左利きの不便さを紹介した特集などがありますが、私なりに感じる左利きの不便さや、右利きだったら便利なのかな〜
 
という話をいくつか紹介します。
 
 
右利きの人は、「あっ、そんな不便もあるんだ」
 
左利きの人は、「あっ、わかる〜」
 
 
と共感してもらえると嬉しいです。
 
※ここから「左利きの場合」と一般化して書いてしまいますが、左利きの全員が私と同じ。というわけではないのでそのあたりは目をつむっていただけると幸いです。

服を着せてもらうとき

街中でお買い物をしたときや、コートなど上着を羽織るとき、お店の人がコートを着やすいように腕に通してくれると思います。
あって、大体の場合右手から羽織れるように手を入れてくれるんですよね
 
普段右手から羽織る場合、これにあまり不便を感じることはないと思うんですが、左利きで普段左側から羽織っているのに慣れていると
 
 
あれ、うまく羽織れない
 
 
ってことがしばしばあります。
 大した不便ではないんですけど、左から掛けてくれたら楽なのに…
 
 
と内心では、店員さんには言えない微妙な辛さを覚えながら試着をしたりしていることもあります。
 
これは右利きの人には、感じない不便ではないでしょうか?
 
 

上司といくカウンターのラーメン屋、居酒屋

 
左利きが感じるちょっとした不便さ。
これは上司とごはんを食べるときにも起こります。
 
 
カウンターしかないお店にて。
それも、右側が手前(上座)、左が奥(上座)となるような場合。
 

f:id:lefty14kim:20101211113752j:plain

 
まずは、お店に入るとき。ここでは、位置取りと店内の構造の把握が非常に重要となります。(これは右利きでも一緒ですかね。笑)
 
 
空いている席を確認し、いざ座ろうとするとき
 
 
奥座った方が、肘あたらなくていいかな
 
 
いや、やっぱ下座が右側だから肘あたっても仕方ないか。手前座ろう
 
 
いや、下座に座って、右手で持ったらいいのか…
 
 
という左利き部下の頭の中で葛藤が繰り広げられます。
 
 
このとき
 
 
ゴルフ場のように左利き専用カウンターがあればええのにな…
 
 
ぶつからないように気を使いつつ、気持ち左肘をたたみ、そんな桃源郷のようなお店が出てこないかと肩身の狭い思いをしてごはんを食べていることもあります。
(本当に、どこかにできないでしょうか、こういうお店…)
 

右側を向いたスープバーのおたま

右利きの人にはわからないかもしれませんが、結構厄介なのがファミリーレストランなどにあるスープバーのおたま
 

f:id:lefty14kim:20160210140123j:plain

 
 
あれって、右利きの人は普通にすくえるんですが、左利きだと非常にいれづらい。
こぼしたことや、時間がかかってしまうことなんて結構あります。
 
 
左利き、右利きポリバレントな回転式のおたまやらできねぇかな…
 

f:id:lefty14kim:20160210140739j:plain

 
 と、またここでもなんだかわけのわからない妄想をしながら、 ちょっと苦労をしたりしているわけでございます。笑
 

価値観を押し付ける化石型人間

実は左利きにとって一番厄介なのって、この手の人らのような人な気がします
 
 
「私らがこどもの頃は右に治されてね〜」
 
 
っていうイヤミのジャブからはじまりますから。
(これはまだマシな方なんですけどね。笑)
 
 
ひどいのになると
 
「親は右利きに治そうとしたりしなかったの?」
 
 
「やっぱり今の時代は甘いよね〜」
 
 
なんて親の批判やら、ゆとりやら時代背景に任せてグチグチいってきますから。
(本人は何も思ってないんでしょうけどね)
 
昔は昔、今は今だろ
 
 
とか
 
 
なんでお前らに家庭環境やらバックグラウンドまで突っ込まれなきゃいけないんだ
 
 
なんて悪態のひとつやふたつ、気が立っていたら突っつきたくなるんですが
まぁここでそんなことしようもんならまた
 
最近の若者は
 
 
の応酬にしかならないですから。笑
 
 
おじいちゃん、おばあちゃんよりもなんだか「団塊の世代」と呼ばれる老害世代の人がこういうことにいちいち口を挟む人が多いような気がします。(気のせいか、理不尽なクレームなんかもこの世代が非常に多い気がします)
 
 
言う人も昔と比べりゃ減りましたし、左利きも一般的になりつつあるので昔と比べれば風当たりは少なくなったと思います。
 
 
自分の考えていることが正しいっていう、「俺がルールブックだ」的な人からの風当たりは右利きの人より多く受けているような気がします。
 
ほっとけばいい話なんですが、なんともいえない気持ちになることがあるのが正直な気持ちです。
 

不利なことが多いけど、いいことだってある

なんだか不便なことばっかりな気もしますが(実際否定はしません)
左利きであることって、それだけでプラスになることだってあると思ってます。
 
 
サッカーなんかやってたら、左利きってだけでポジション与えられたりなんてこともありますし、スポーツの場面では結構おいしい思いをさせてもらってますし。
 

f:id:lefty14kim:20160210140241j:plain

 
それ以上によかったなと思うのは
 
 
右利きの人では思いつかないアイデアを考えられる
 
という意味で、右利きの人では思い浮かばないようなことを考えられるんじゃないかと思います。このあたりが、左利きが人と違う、ユニークだって言われる部分な気がします(脳の構造による部分もありますが)
 
 
不便からイノベーションが生まれる
 
 
と言われたりしますが、日頃から人には感じない不便をどう克服するかという環境に置かれている左利きは、アイデアを生み出す面では非常に有利な土壌の中に植えられた種のような気がします。
 
 
右利きだったら便利だろうな、とちょっと恨み言も思いつつ…
左利きの日。なんだかんだ不便なことも多いですが、左利きというアイデアを育むのに恵まれた土壌に生まれたことに感謝したいと思います。
 

プロ野球のバッティング、投球術を大きく変えた、一冊の本 -シンクロ打法という刀-

小学校6年生のことだったか。

父親と一緒に、近所の本屋へと行った時のこと。
 
 
「もっと打てるようになりたい」
 
 
ダウンスイング狂に陥ってしまい、完全に自分の形を失っていた中で一冊の本が私の目に留まりました。
 
 
アンドロイドのような気味の悪い物体がバットを持つ姿が描かれた表紙。
今思えば、なんでこんなものに惹かれたのかと当時の審美眼を問いただしたくて仕方ないのでありますが…。
 

f:id:lefty14kim:20160209133217j:plain

 
 
とまれ、小学校6年生の時、私が直感だけで選んだこの本。
この本、野球の本なのに
 
 
プロ野球経験のない人が書いた本
 
 
だったんです。
 
 
そして、このプロ野球の門を叩いていない、ひとりの男によって書かれた本が1990年代までの野球と、2000年初頭のそれとを大きく変えたエポックメイキング的な一冊となったのです。
 

緩急を駆使した投球術の崩壊

このバッティングの正体という本。
これまでのバッティングの常識を覆すようなメソッドが数多く書かれていましたが、特に画期的だったのは
 
 
ある方法によって、打率を飛躍的に上げることができる
 
 
ということを提唱した点です。その方法とは
 
 
シンクロ
 
 
というビッチャーが重心を上下動させる中で、一定のタイミングで同様に重心を沈ませるというもの。
 
 
たとえていうと、普段じゃんけんをするときに
 
 
「じゃん〜けん〜ぽん!」
 
 
と、拳を相手の動きに合わせて上下動させるあの感じです。
(あれやったら、なんだかタイミングが掴めると思いますが、あの原理を応用したものです。)
 
 
投手の動きに合わせて、重心を動かす。
これによって、タイミングを崩されずに打つことができるというものです。
 
シンクロってどんなもの?
ということで、伝わりにくければこちらの動画をご覧ください。
 

m.youtube.com

(けれん味のないシンクロで打棒を振るった城島選手のバッティング)
 
投手がモーションに入ったあと、一定のタイミングでかかとを沈みこませる動き。
これによって、何が起こったかというと
 
 
緩急だけでは投手は打ち取れなくなる
 
 
という、野球のベーシックな攻め方が通用しなくなったのです。
これまではカーブとストレートといった、コンビネーションだけでうち取れていた投手が苦戦することとなります。
 
 
そのことによって、全体的に打者が有利になり、投手が不利な状況へと転換することとなります。
 
 

シンクロで「確実性」というもうひとつの刀を手に入れたある選手

 
シンクロ打法が提唱された1998年。
その翌年、ある選手が「シンクロ」という武器を手に入れ、持ち前の長打力に加え確実性を手に入れつこととなりましたた。
 
 
その選手とは、名門・ニューヨークヤンキースでも4番を張った松井秀喜
 
 
当時筋骨隆々としたMLBのなかでもホームランアーチストとして名を馳せたサミー・ソーサの打法を捨て、シンクロ打法を取り入れた松井。
 
 
これによって、彼の打撃には持ち前の長打力に加え「確実性」という新たな武器を手に入れることとなったのです。
 
 
シンクロ導入前
 
シンクロ導入後
 
導入前、導入後でかかとの動きに変化がみられることがおわかりいただけるかと思います。
 
 
続いて、シンクロ導入前、導入後の打率を紹介します。
 
松井秀喜のシンクロ導入前、導入後の打率
年度打率
1998 .292
1999 .304
 
 
導入前まで、2割8分〜9分前後だった彼の打率は上昇。
シンクロ打法を取り入れることにより、キャリアで2度目の3割を達成するだけでなく、その後MLBに移籍するまで4年連続で3割を達成することとなります。
 

シンクロを取り入れたことによって得た変化は、打率だけではありません。

 

タイミングを取ることができるようになったため 、それまでの2ストライクから外に逃げるカーブで三振を取る配球が通用しなくなったのです。

 
 

これにより、ピッチャーは緩急ではなく、打てないコースにきっちりと投げ分ける細かいコントロールが求められるようになったのです。

 

厳しい攻めをする    →四球になる

厳しく責めて甘い球になる長打になる

 

どこに投げたらいいんだ

 

という無双状態へと彼を導くこととなります。

 

松井秀喜のシンクロの導入と同じくして、プロ野球界でもそれまでシンクロを取り入れていなかった多くの選手がシンクロを取り入れます。
 
 
これにより、2003年にはそれまでリーグで10人程度だった3割バッターが19人という超打高時代を迎えることとなります。
 
 
間違いなく、シンクロが野球を変えたといっても過言ではないでしょう。
 

シンクロ打法は、投球術を変えた

緩急だけで打ち取れたこれまでの投球術から、細かいコントロールがないと、スコーンと打たれるようになった2000年代前半のプロ野球
 
 
甘いところに投げれば、バッターに打たれてしまう。
打者の技術革新と同じくして登場した飛びすぎるボールによって、見る人によっては
 
 
大味でつまらない
 
 
と感じる時代が続くこととなります。
 
 
しかしながら、このシンクロ打法。
ありとあらゆるボールに対応できる魔法の杖ではなかったのです。
 
シンクロ打法はタイミングを合わせるのには有効なメソッドでしたが
カットボールなど小さな変化への対応は打者のコンタクト能力に左右されるという一面があったのです。
 
 
ストレートと同じ軌道で、打者の手元でクイっと曲がるカットボールや高速チェンジアップなど
 
 
大きい変化→小さい変化
 
 
で打ち取る確率が上がることがだんだんと浸透してきたような感じがします。
 シンクロ打法という技術革新によって、投球術にも進歩・変革がもたらされたのです。
 
斎藤雅樹伊藤智仁佐々岡真司のようにストレートと大きい変化で打ち取る1990年代の投手から
 
 
金子千尋黒田博樹などツーシームやチェンジアップなど横のゆさぶりや、一見同じ球に見える軌道を操り、小さな変化で芯を外して打ち取る投手が台頭するきっかけを作ったように思います。 
 
 
 
 プロ野球経験のない著者によるたった一冊の本。
そしてここに記された小さな動きが、野球を大きく変えることになったのです。 
 
 
 選手たちのかかとの小さな動き。ここにも注目しながら、ぜひ野球観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか?