ホークス・川島慶三を負傷退場させたファイターズ・田中賢介のプレーは守備妨害ではないのか? -公認野球規則をもとに紐解いていく-
プロ野球開幕から2週間あまり。
ローテーションも3回り目に入り、各球団の実力差が少しづつ見えてきたような感じがします。
さて、今シーズンの大きな変化といえばコリジョンルール。
キャンプ中はこのルールに頭を悩ませていましたが、いざ開幕してみると1•3塁でのランダンプレーなどその制約を巧みに活用した戦術を用いているなという印象があります。
さて、コリジョンといえば4月3日のホークス対ファイターズ戦で非常に残念なプレーが起こりました。
4回裏、1アウトランナー1•3塁、ホークス1点リードの場面。
中田翔が放った打球をホークスのサード松田が捕球。
2塁へ転送した際にセカンドの川島とメジャー帰りの1塁ランナー田中賢介がベースではなく川島に向かってスライディング。
川島はこの際に負傷し、1塁へ転送できず。
ホークス側は守備妨害を主張するも二塁塁審石山はこれを認めず、3塁ランナーの生還が認められる結果となりました。
この後、リズムを崩したホークス。レアードに3ランホームランを浴び逆転を許し配線。川島が負傷しただけでなく、試合も落とすという最悪の結果となりました。
ネットでの反応を見ていると
といった声が多く上がっていました。
冷静さを失ったコメントも多く見られましたが実際のところどうなのか、ルールに照らし合わせてみてみたいと思います。
コリジョンルールが適用されるのか?
今回のプレーにコリジョンルールを適用すべきでは?
という声が上がっていますが、そもそもコリジョンルールがどのような場面で適用されるのかを見て行きたいと思います。
※引用部分は流し読みしていただいて結構です。
(9) 6.01(i)(【原注】および【注】含む)を追加する。
- (i)本塁での衝突プレイ
- (1)得点しようとしている走者は、最初から捕手または本塁のカバーに来た野手(投手を含む、以下「野手」という)に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路から外れることはできない。もし得点しようとした走者が最初から捕手または野手に接触しようとしたと審判員が判断すれば、捕手または野手がボールを保持していたかどうかに関係なく、審判員はその走者にアウトを宣告する。その場合、ボールデッドとなって、すべての他の走者は接触が起きたときに占有していた塁(最後に触れていた塁)に戻らなければならない。走者が正しく本塁に滑り込んでいた場合には、本項に違反したとはみなされない。
【原注】走者が触塁の努力を怠って、肩を下げたり、手、肘または腕を使って押したりする行為は、本項に違反して最初から捕手または野手と接触するために、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路を外れたとみなされる。走者が塁に滑り込んだ場合、足からのスライディングであれば、走者の尻および脚が捕手または野手に触れる前に先に地面に落ちたとき、またヘッドスライディングであれば、捕手または野手と接触する前に走者の身体が先に地面に落ちたときは、正しいスライディングとみなされる。捕手または野手が走者の走路をブロックした場合は、本項に違反して走者が避けられたにもかかわらず接触をもくろんだということを考える必要はない。- (2)捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。
本塁でのフォースプレイには、本項を適用しない。
【原注】 捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない。審判員が、捕手が本塁をブロックしたかどうかに関係なく、走者はアウトを宣告されていたであろうと判断すれば、捕手が走者の走塁を邪魔または阻害したとはみなされない。また、捕手は、滑り込んでくる走者に触球するときには不必要かつ激しい接触を避けるために最大限の努力をしなければならない。滑り込んでくる走者と日常的に不必要なかつ激しい接触(たとえば膝、レガース、肘または前腕を使って接触をもくろむ)をする捕手はリーグ会長の制裁の対象となる。
【注】 我が国では、本項の(1)(2)ともに、所属する団体の規定に従う
ざっくりと要点をまとめると
- ホームでの捕手へのタックルの禁止
- キャッチャーはランナーがホームインできるよう走路をあける
- キャッチャーはブロックをしてはいけない
ということです。
対象はホームベースでのクロスプレーに限るのであって、今回のように二塁塁上におけるものはNPBにおいてはコリジョンルールの適用範囲内ではないということになります。
というわけですので、感情論的に退場にさせたい気持ちもわかりますが田中賢介を退場させる根拠はこのプレーではない、ということになります。
(サッカーだったら、一発レッド+3試合くらい出場停止かもしれませんが)
とりあえず、会社でこのプレーの話題になった時に「コリジョンルールだよね、あれは」、「退場じゃないのおかしいよね」とか言わないようにしておくと「おっ、こいつ野球知ってるな」と野球をよく知っていると思ってもらえることでしょう。
守備妨害ではないのか?
先に、コリジョンルールの適用外であるということを説明しました。
続いて、守備妨害ではないのか?という点について見て行きたいと思います。
まず、負傷した場面の動画をご覧ください。
セカンドの川島はセカンドベースを踏んでアウトを獲得したあと、後ろ足をベースから離して併殺崩れを防いでいるようにも見えます。
そこに、田中賢介がレイトでタックルをかけているような印象を受けます。
ここで、このプレーが守備妨害とみなされるか否かについて、公認野球規則を元に見て行きたいと思います。
(5)アウトになったばかりのバッターまたはランナー、あるいは得点したばかりのランナーが、味方のランナーに対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合はそのランナーは味方のプレーヤーが相手の守備を妨害(インターフェア)したものとして、アウトを宣告される。(5.09a13参照)
「原注」バッターまたはランナーがアウトになった後走り続けてもその行為だけでは野手を惑乱したり、邪魔したりまたは遮ったものとはみなされない。
「注」本項を適用するに当たって、2人または3人のランナーがある場合、妨げられた守備動作が直接1ランナーに対して行われようとしていたことが判明しているときはそのランナーをアウトにし、どのランナーに対して守備が行われようとしていたか判定しにくいときは、本塁に最も近いランナーをアウトにする。
前項によって、一ランナーに対してアウトを宣告したときはボールデッドとなり、他のランナーは守備妨害の行われた瞬間すでに占有していた塁に帰らせる。
ただし、打球を直接処理した野手がバッターランナーに対して守備を行わず、他のランナーに対して行おうとした守備が妨害された場合にはそのランナーをアウトにし、その他のランナーはピッチャーの投球当時占有していた塁へ戻らせる。しかしバッターランナーだけは再びバッターボックスに帰せないから1塁の占有を許す。
どのようにルールを解釈するかは人それぞれな部分もありますが、私が個人的に動画を見たところでは
アウトになったばかりのランナーが次のプレーを防いでいる
ということで守備妨害を宣告すべきであったのではないかと思っています。
時折見るプレー、といえば見るプレーであって守備妨害じゃないでしょ、という意見もあると思っていますが次のプレーを妨害しているのは言うまでもないでしょう。
慣習的にアウトを下した塁審の石山の無能ぶりは糾弾されてしかるべきと考えています。(今後のジャッジの参考にもなりますし)
選手を守るルールを作るべきでは
結局、川島選手はこのプレーで負傷し退場してしまいました。
(しかも田中賢介に潰されたのは2度目)
過去にも同様のプレーで負傷し、シーズンを棒に振ってしまってケースもあります。
これまでもやってるし、当たり前のプレー
という理由で田中賢介もなんとなくやっていたのかもしれません。
(感情論ですが、川島をかばうことなくベンチでハイタッチをした田中賢介にはもう彼の地元福岡にかえれないようにしてもいいんじゃないかと思っています)
今回のが守備妨害とならないのであるならば、今後は同じようなプレーが増えてくるでしょうし、同様にケガをする選手が増えるのではないかと一人のファンとしては心配でもあります。
同じような悲劇を防ぐため
2塁上でのクロスプレーにもコリジョンルールを設定する
危険なプレーは退場にする
といったルール作りを行うべきではないでしょうか。
こんなことをいう老害プロ野球界のOBもいますが、見たいのはケガをするほどの激しいプレーではなく、クリーンなプレーのはず。
今回のプレーを契機に、日本でも2塁塁上でのクロスプレーにルールを真剣に検討して欲しいものです。
ゆったりお花見できる、奈良の桜名所3選
気がつけば、4月。新年度に突入していました。
真っ黒なスーツを身にまとい、今日から社畜として暗い明るい未来を描いて目をギラギラさせている社会人一年生と思われる子たちを見てなぜか心苦しくなってしまいました。
きっと、自分が社会人1年生になったときも同じように思われていたんでしょう。笑
各地でお花見シーズンが到来してきました。
と、それはさておき一気に暖かくなり、今年もお花見シーズン
がやってきました。
週末ということもあって、今しか楽しめない桜を楽しもう!という方も多いのではないでしょうか。
関西で桜を楽しむといったら、京都へ出かける方が多いと思うのですが、今回は奈良に住む私が独断と偏見で
オススメのスポットを紹介していきたいと思います。
※若干の京都への対抗心が入っております。ご容赦願います。
三室山
百人一首にも登場する、古くからその名が知られる名勝地であります。
紅葉の名所として知られ、秋には多くの方が訪れるこちら。モミジだけでなく桜の木も多く植えられており、春になると山肌が桜色に染まります。
川に沿って幅10mほどの遊歩道が整備されており、シートを広げて花見をすることもできます。
法輪寺
古刹で趣のある雰囲気で桜を楽しみたい。そんな方にオススメの場所が法輪寺です。
法隆寺から歩いて20分ほどの地にたつこのお寺。山背大兄王が創建したとも伝えられる、飛鳥時代の様式を今に伝える歴史あるお寺です。
参拝客を出迎えるように桜が咲いているので、境内の三重塔を背景に桜が楽しめます。法隆寺へ参拝される方はたくさんいますが、法輪寺まで訪れる方は本当にごくわずか…。
観光客で溢れかえってしまってゆったり鑑賞できない場所が多くなってきましたが、心を澄ましてゆったりとお花見ができるのでオススメです。(ここで紹介して、一気に紹介される…まぁ、それはないか)
郡山城跡公園
かの戦国大名、筒井順慶が居城とした郡山城の跡地が現在は公園として整備されています。
公園内も桜の名所として知られ、たくさんの観光客でにぎわいますが線路沿いから眺めるのがオススメ。
お壕に沿って咲く桜と、通り過ぎる電車を眺めながら春を感じることができます。
駅の近くにはコロッケの名店もあるので、こちらでコロッケを買って食べながら見てみるのもいいかもしれません(笑)
ゆったりと眺められるのが魅力
奈良のお花見のどんなところがいいのか?
それは、他の場所と比べてゆったりと眺めることができることです。
まるでテーマパークに来たかのような人ごみの中で楽しむのではなく、その場に一緒にいる人と宴を楽しみ、花を愛でる。
京都と同様に歴史のある場所が多い中で、人ごみをかき分けることもなくゆったり見ることができるのは奈良の魅力です。
行くだけでオシャレに感じる京都も素敵ですが、心落ち着く奈良でぜひ一度お花見を楽しんでみてください。
地元民がこっそり教える、あのレインボーラムネを応募以外で入手する方法
いよいよ今年もあの入手困難といわれる幻のラムネ「レインボーラムネ」の応募がはじまるそうです。
2016年の受付期間は3月28日〜4月1日までの5日間の到着分
なんやかんやいうてる間に、応募期間がやってきますね。
日本テレビ系のテレビ番組「スッキリ」でも紹介されていたようで、放送直後にはリアルタイム検索でも上位にランクインするほど高い関心を集めていました。
なんでも人気が沸騰し、40倍もの倍率になるというこのラムネ。
3600件の当選者に対し、14万件もの応募があったそうです。
地元に住んでいて、工場にも足を運んだことがある身としてはこうして陽の目を浴びることへの嬉しさと、手に入り辛くなった悲しさが入り混じって複雑な気持ちでもあります。(ちなみに私が中学生の頃は、工場に行けばラムネを分けてくれていました…)
さて、40倍というまるで資格試験のような激戦となるレインボーラムネの応募。
応募以外で手に入る方法はないの??
となんとかして手に入れたい!
という方のために、地元民がこっそりあのレインボーラムネを応募しなくても手に入れる方法を紹介したいと思います。
応募せず手に入る場所
基本的に応募で手に入れることとなるレインボーラムネ。
ですが、奈良県内には何カ所か応募しなくても手に入れることができる場所があります。
私がこれまで実際に目にした範囲でご紹介していきたいと思います。
ならの実
猿沢池の南側。ならまちの一角にある雑貨屋「ならの実」さん。
選りすぐりの商品が集うこちらのお店に、レインボーラムネが並んでいます。
ちなみに、一度に買うことができる数に限りがありますが、割と高確率で手に入れることができます。
ならまち資料館
以前にもレインボーラムネを手に入れることが出来る場所としてこのブログのなかでも触れたのですが、ならまち資料館でもレインボーラムネを手に入れることができます。
20dainonihonshu.hatenablog.com
ならまちの名産、蚊帳とセットになっており、だいたいラムネが10粒ほど入っています。ラムネだけで買うことはできませんが、蚊帳は連綿と受け継がれて来た技術で作られたもの。
ご自宅のふきんとして、友人へのお土産としても非常に活躍してくれるはずです。
レインボーラムネが手に入る場所。3つ目は生駒の聖天さんとして名高い宝山寺です。
ありとあらゆる願いを叶えてくれる神様がいるということで奈良県のみならず、関西一円から参拝者が訪れるこちら。
境内に入ってすぐのところにあるお茶処で。
一見どこのお寺にもある休憩場所のようにも見えますが…
実はこちらに、こっそりとレインボーラムネが販売されています。
なお、こちらはだいたい20粒ほど入って150円で販売されています。
入荷については不定期で、売り切れ次第終了とのこと。
ならまち資料館と比べると確実に手に入るかというところでは少しリスクがありますが、一度訪れる価値はあると思います。
(お寺自体も、非常に神秘的なところですよ)
ぜひ、奈良へ訪れて買ってください
以上、地元民がこっそりとレインボーラムネを応募しなくても手に入れることができる方法を紹介しました。
40倍という高い倍率をくぐり抜け、手に入れるのも素晴らしいと思いますが地元民としては
ぜひ奈良へ来て、訪れて買ってほしい
そんなふうに願っています。
もし、レインボーラムネをなんとしても手に入れたい。
そう思った時には、ラムネを買うだけでなく観光も楽しんでみてくださいね。
最後に、奈良関連のブログを置いておきます
20dainonihonshu.hatenablog.com
野球賭博 4人目の関与者。高木京介の裁定に甘さを感じずにいられない2つの理由
Yahoo!ニュースより。
野球賭博問題で文春の暴露により関与が明るみになった高木京介の裁定が下りました。
一年間の失格処分、ならびに巨人軍に対して制裁金として500万円の支払いを命ずるという内容でした。
笠原、松本(竜)、福田の賭博3兄弟は無期限の失格を受けたのに対して
- 10日間で賭けるのをやめた
- 自身の所属する球団に賭けていない
- 真摯に反省している
という、ファンならびに市民の理解を得にくい非常に不透明な裁定なのではないでしょうか?
特に私が個人的に納得がいかないのは真摯に反省している。という3番目の理由です。
もし真摯に反省しているというのであれば、2015年10月に賭博の調査を行った段階で関与について自白すべきであったと思いますし、半年近い間隠そうとしていたのは他の賭博関与者と比べ悪質であるとさえ思います。
また、この賭博に関しては関与をした回数などが問題ではなく
プロ野球選手自身が関与した
という行為へのかかわりそのものが罪に問われるものである点が全く考慮されていない点が私だけでなく、みなさんが裁定への不信感を抱いている理由ではないでしょうか。
もうひとつ、私が納得がいかないのは
高木の会見の顔のどこに、真摯な反省の色がうかがえたのか
ということです。野球というスポーツのブランドの観点からみると、私は先に賭博が発覚した3人よりも大きな罪を犯していると考えています。
と、ここで会見の際の写真をご覧いただきましょう
これのどこに真摯な反省の色がうかがえるのでしょうか?
反省どころか、豚みたく鼻の穴を全開にし、きったない顔をくっしゃくしゃにして
野球=不細工がやるスポーツ
という野球ブランドを大いに毀損するものであると考えています。
もし、最低を下したNPBの関係者がこの涙に反省の色がうかがえたとするならば、彼らの美意識に大きな問題があると思いますし、もしこのように泣きさえすれば許されるのであればそれこそ警察も、何もかもいらないんじゃないかと思います。
罪人の涙は、裁定の情状を酌量するものではない。
全容の解明よりも、先に着手すべきはヤ〇ザ以上の力を持つ読売にひるむことがなく、正義を権力から守ることのできる有能なコミッショナーを見つけ出すことではないでしょうか。
薬師寺で開催中の「仏教と刀展」を見に行くのに、地元民的に自転車での移動をオススメする理由
かなり前に書いた薬師寺で開催中の「仏教と刀展」に関するエントリー。
20dainonihonshu.hatenablog.com
どうやら薬師寺の僧侶さんがこのエントリーについてリンクを貼っていただいたようで、アクセス数がここ数日急激に増えて本当にびっくりしてます。
薬師寺へのアクセスを分かりやすくまとめていただいています。
— 加藤大覺@薬師寺 仏教と刀展 (@Kato_Taikaku) 2016年3月16日
【刀剣ファンの方必見!】地元民が紹介する薬師寺へのアクセス、おすすめスポット 【その1】https://t.co/J1TiP1Q2mH
書いた本人はいつ書いたかも覚えていなかったのですが。笑
とまれ、多くの方に読んでもらえるのは本当に嬉しいこと。書き手としてもやる気にさせてくれます。
とともに刀ブーム、下火になってきたのかなと思ってましたが…
まだまだ検索需要、あるようですね。
ということで、今回は「仏教と刀展」を見に行く際に
奈良観光をより楽しんでいただける方法
について紹介したいと思います。
その方法とは…
レンタサイクル
での移動です。は?自転車??と思った方もいるかもしれないですが、ぜひこの先読み進めていただけたら幸いです。
何で自転車なのか?
なんで自転車なんだよ??
ってそもそもこの疑問を持った方がたくさんいるんじゃないかと思います。
(というか、もし同じように勧められたら私も疑問に思います)
何でかというと
っていう理由です。
自転車に乗った方が体力的にも楽
といえるでしょう。(どちらも駅から10〜15分くらいかかるので)
その証拠に…というわけではないですが、こちらの地図をご覧ください。
唐招提寺、平城宮跡が微妙に駅から離れているのがおわかりいただけるかと思います。
ちなみに、平城宮跡の大極殿まで歩いて行こうと思うと、なんやかんやで30分近くかかってしまいます。
これが自転車であれば駅から平城宮跡まで10分たらず、薬師寺からも15分くらいで行けてしまうので何かと楽ですし、観光気分も味わえる
まさに一石二鳥なワケです。
どこで借りればいいの?
薬師寺を巡るのに便利に移動できるレンタサイクル。
どこで借りればいいのかについて、紹介したいと思います。
もし、薬師寺へ行くのであれば大和西大寺駅の南出口を出てすぐ。
西大寺自転車センターで借りるのがオススメです
南出口を出て、西大寺というお寺の方に向かって歩けば線路沿いにあります。
レンタサイクル自体は今回オススメした西大寺のほか、全部で5カ所あります。
どの乗り場でも乗り捨てが可能。 ※電動自転車は奈良、西大寺、法隆寺のみ
ですので、目的の観光プランに合わせて乗り捨てを選択できるのもこのレンタサイクルの特長です。
川沿いの自転車道を走ることができるのでのびのびと走ることができます。
自転車で巡るオススメスポット
自転車で薬師寺での拝観をしたあと
ちょっとお茶したい!!
なんてことを思う方も多いんじゃないかと思います。
薬師寺へ訪れる際、事前に知っておいたほうがよいことは
薬師寺のまわりは思った以上に何もない
ということです。(観光地の近くにある、いかにも観光客を相手にしたところはありますが…)
ですが、歩いては行けないけれど、自転車に乗ればすぐ行ける!
といった距離であれば、いくつかオススメのお店があります。
ここで、自転車で訪れた際のオススメスポットを紹介したいと思います
ガトー•ド•ボワ ラボラトワール
薬師寺から自転車で5分くらいの場所にあります。
数々の賞を受賞したパテヴィシエ•林雅彦シェフのお店。
ほどよい甘さのチョコレートのお菓子をお店でいただくことも、お土産として買って帰ることができます。
カウダ
平城宮跡のすぐ西側にたつお店。店主のこだわりの焙煎のコーヒーはまろやかで、ここでしか味わえない優しい味わい。
コーヒーにこだわりのあるお店としてはスイーツの取り扱いも多いのがこのお店の特長。
あえての王将です。
といっても、ここのお店はオリジナルのメニューが多く、地元民的にはぜひ訪れてみる価値のあるお店ということでノミネートしました。
その他のオススメスポットについては、こちらをご覧ください。
20dainonihonshu.hatenablog.com
ゆったりとした時間が流れる奈良。自分のペースでゆったりと進むことのできる自転車で、心安らぐ観光をお楽しみください。
円陣声出しで金銭の授受をすることの何が問題なのか?
ここ数日、野球賭博問題に続いて、プロ野球界を震撼させるスキャンダルが次々に明るみになってきました。
円陣の際の声出しにおける金銭の授受
もうひとつが練習中のノックにおける金銭の授受です。
金銭の授受が選手間で直接行われたということが問題になっていますが、スキャンダルとして大きく扱われるほどの問題なのかという点において疑問を感じずにはいられないのです。
野球賭博に関与した笠原の暴露ということもあり、賭博の延長線上のように語られています。
ですが、過剰に報道されすぎなのではないでしょうか。
野球賭博と一緒くたにされていますが、今回の問題と異なる点は大きく2つあると考えます。
①チームの勝敗そのものを賭するものではないこと
②行為自体は士気を高めるものであって、野球協約で禁止する敗退行為にはあたらない
ということです。
直接の金銭の授受が賭博の温床に…
ということで問題になっていますが、間接か直接かというのが問題になるのか?という点について考えてたら
これ自体が問題になるんじゃあれもこれもアウトじゃね?
というのが出てきて、
もうどんなスポーツもできないんじゃね?とすら思えてきました。
まず真っ先に浮かんだのがこれです。
監督賞
プロ野球界で伝統的に行われている監督賞。
その試合、最も活躍した選手に対してご褒美として金銭を渡すというものです。
球団によって異なるようですが、優勝がかかった試合では100万円にもなるともいわれているやつです。
選手対選手ではなく、監督対選手。という構図ですがその本質は今回問題となった金銭の授受と変わりないような気がします。
金額の多寡は問題とされていませんが、もし金額が問題として取り上げられたならば真っ先に矛先が向けられていたことでしょう。
中田賞
続いて、もし選手間同士での金銭のやり取りがダメ、というロジックで見たときにもっと危ない香りがしてきたのが選手間でよくある
「活躍したらプレゼントしてやる」っていうニンジン作戦。
そんななかでも、とりわけ今回矛先が向きそうなのが中田翔の「中田賞」です。
高校時代やんちゃだった彼が面倒見がよくなったチームリーダーとしての「自覚」
的な美談として語られてますが、もし今回のように円陣で一番声を出したやつに金を払ってたなら
どう考えてもアウト
でしょう。笑
金銭の授受があったかどうかは知るところではありませんが、あったとすれば次の文春砲は彼に撃たれるかもしれません。
ですが、過去に問題にならなかったことからも、この手の授受が特に問題になることではないという証左といえるでしょう。
動機付けとしてプラスの機能を果たしていた
とにもかくにも、これらの行為自体が野球協約で触れる敗退行為にあたるわけでもなく、選手間での勝つための動機付けとしてある程度の機能を果たしていたわけです。
笠原がリークしたとのことで、賭博と一緒くたにされていますが、部活でよくやるその日の成績に応じてジュースを賭けるようなもんで、大したことではないと思います。
メディアはここぞとばかりに集中放火を浴びせてますが、どうも問題の本質を見誤っている気がしてなりません。
ぜひ客観的な判断のもと、正しく報道していただきたいものです
京都でゆったり花見をするなら!蹴上インクラインがオススメな理由
三寒四温。
まさにこの四字熟語のように、ひんやりとした日と温かい日が行ったり来たりなここ最近。
だんだんと、春の訪れが感じられるようになってきました。
春と言えば、やはり桜。
見頃はまだですが、そろそろ花見の計画を立てていこうかな。
そんな方もちらほらといらっしゃる時期かと思います。
ということで、ちょっぴり早めに、京都のオススメなお花見スポットを紹介したいと思います。
ではなく、南禅寺のほど近くにある
蹴上インクライン
という場所です。(単純に、インクラインと呼ばれたりもします)
もともとは、琵琶湖の水を京都へ運ぶとともに、舟運の道としての役割を担った琵琶湖疏水の一部分だった場所。
事実上の東京への遷都以降、「狐狸の棲家」といわれるほどに寂れてしまった京都を復興に導いたとっても重要な役割を果たした場所でもあります。
↓↓詳しい情報はこちらから↓↓
お花見の名所として、有名になりつつあるインクライン。
この場所のオススメのポイントを紹介して行きたいと思います。
なんといっても、桜が美しい!
インクラインのオススメの理由。
まずはなんといってもその美しさです。
舟運の道としての役目を終えた現在。
この蹴上インクラインと呼ばれる場所の両端には桜が植えられ、当時の面影を今に伝えるかのように線路が残されています。
今では舟が通ることがないので、この場所は散策路となっています。
春には桜、秋には色づいた桜の葉っぱが散策路を覆い、まるでトンネルのように美しく彩ります。
約600mにわたって桜並木が続いているだけでなく、道幅も舟が行き来できるだけの幅があるのでとてもゆったりと見ることができます。
首都圏と比べて、空気が澄んだ京都。また、桜並木が植えられている場所は踏み荒らされていないので桜も生命力があって、美しく咲く花を楽しむことができます。
花見→散策のプランが立てやすい
蹴上インクラインがオススメな理由。
それは美しさだけでなく、花見のあとに市内の散策がしやすい、非常に優れたアクセスです。
まず、駅からの近さ。
インクラインは京都市営地下鉄•東西線の蹴上駅のすぐそばにあるので、駅から歩かずに桜を楽しむことができます。
さらに、市内中心部へのアクセスの良さもポイント!
蹴上から地下鉄に乗れば、京都市内の中心部へも10分足らず。
お花見の後の観光の予定が立てやすいので、限られた時間の中で京都でお花見と市内の散策、両方を楽しみたいという方はここを軸にプランを立てると効率よく回ることができるでしょう。
周辺の観光スポットも充実
桜の美しさ、アクセスと紹介しましたが、最後に蹴上インクラインをオススメする理由は徒歩圏内に観光スポットが多いことです。
疏水沿いに歩いて行けば、15分ほどで美術館などが集う岡崎一帯へ。
みなさんもご存知、平安神宮の大鳥居がドーンと出迎えてくれます。
近くには京都市美術館、京都国立近代美術館などの美術館もあるので、お花見とともに美術館巡りも楽しめます。
また、疏水沿いのカフェ巡りもオススメ。
歩き疲れた足を癒し、ゆったりと流れる疏水を眺めながら時間を過ごすのもお花見をより充実したものにしてくれることでしょう。
↓↓オススメのお店はこちら↓↓
あとしばらくすればやってくる、お花見の季節。
春の訪れを感じに、蹴上インクラインへ足を運んでみてはいかがでしょうか?