府民になりたい県民の徒然だいあろぐ

歴史のこと、奈良のこと、そしてよくお酒と野球のことをぽつぽつとつぶやきます。脈絡もなく、思ったことを書いていきます

オリックス 安達了一の潰瘍性大腸炎の報道の裏で、あることが忘れ去られていることに気がついた


キャンプインを前に、すごい心配なニュースが

 

headlines.yahoo.co.jp

 

う〜ん、京セラで見ていたらファンではないですが、派手さはないものの



さすが大卒社会人といった感じのいい守備してるな〜と思っていたんですがね



パリーグショートストップには、華麗なプレーを見せる今宮健太がいるので、あまり目立たないんですがね



松井稼頭央が無双していた時の、小坂誠のように



蝶のように舞い、蜂のように刺す



そんな松井稼頭央と対照的に




「なんでこれがアウトになるんだ」



と後からジワジワとその凄さを実感するタイプのプレーヤー


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とにかく、安易に飛ばない、ダイブしない


飛ばずに、捕る。そして送球がそこそこ正確


派手じゃないんですけど、シンプルに上手なんですよね。


といっても、誰だこの人?ってな人がほとんどだと思うので客観的なデータをひとつ出してみたいと思います。


まず、今シーズンの彼の守備。


捕殺数を基に、他チームの代表的な遊撃手と比べてみたいと思います



安達了一  143試合 434捕殺

今宮健太  141試合 382捕殺

鳥谷敬      143試合 380捕殺


ちなみに、パ・リーグ最多はファイターズ中島の450捕殺で、安達はリーグ二位の捕殺数でした。


二番手だとしても、今宮の華麗さの陰で目立ってないとしても、ホントいい守備してると思うんですよ


もっと見たいという方はこちらをどうぞ


http://tv.pacificleague.jp/vod/smp/topics/Best_Scene/9979


続いて攻撃面。


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2年前には29盗塁、そして昨シーズンは2桁本塁打とショートとしては高い攻撃力を持っている選手。


もし安達がホークスにいてたら、どれだけ無双していたんだろう。


そう思うくらい、パ・リーグでトップクラスのクオリティを誇るショートストップなわけです。


と、安達了一を知らない人でももし離脱しようものなら、どうなるのか


どれだけ痛手となるのかはなんとなくわかっていただけたんじゃないかと思います


というところで、そろそろ本題へ。


安達の代わりにショート、誰が守る



ってな話になったとき、何か忘れ去られてる気がしたんですよね。


いろいろ見てたんですが


セルフ戦力外になっている木村昇吾を取るとか


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どこでも守れる原拓也(うまいとは言っていない)

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を守らせるか


中村紀洋を戻すとか(それは出てないか…)

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なんて言ってましたが、みなさん、忘れてませんか?


アメリカ帰りのあの方がショート守ってたこと



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なんで俺がショート守るって話でえへんねん


ってオラつけて怒ってるかわかりませんが、この方ですよ。


中 島 宏 之(旧・裕之)


もう忘れ去られてしまっていますが


松井稼頭央の移籍後


ライオンズのショートは10年は安泰


なんて言われてたこと、 もう誰も覚えてないんだな。

とちょっと悲しくもなってしまいました…

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西武時代には、今よりも引き締まった体で、そこそこ守れていたんですがね(当時から守備範囲の狭さは指摘されていましたが)


素人目には華やかに写る守備は間違いなくプロの守備としては通用していたんじゃないかと思います。


地味ながら、ワクワクさせてくれる選手が離脱してしまったこと。


ぁあ、アメリカ遊学なんてしなければ(笑)


同時に、かつて同じポジションで栄華を誇った選手が過去の人のような扱いになってしまったことに隔世の感を感じずにはいられないのでした。


とにもかくにも、絶対的ともいえるレギュラーが離脱してしまったオリックス


安達選手の1日も早い快復を願いたいと思います。