読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

府民になりたい県民の徒然だいあろぐ

歴史のこと、奈良のこと、そしてよくお酒と野球のことをぽつぽつとつぶやきます。脈絡もなく、思ったことを書いていきます

マイナー契約、メジャー契約の違いとは? −メジャーリーグの契約について

キャンプも第2クールに突入。
ニコ生などで見ると、少しづつピッチをあげつつある感じがします。
 
さて、2月3日から4日にかけて、日本を代表する3人の選手のマイナー契約が発表されました。
 
 
ひとりは、阪神で活躍したマートン
 
 
ここ1、2年は無気力なプレーなど精彩を欠いたプレーが多かったものの、最多安打4回、コンスタントにヒットを量産した選手のマイナー契約の知らせにアメリカ野球のレベルに驚いた方も多いんじゃないでしょうか。
 
 
そして、二人目は、オリックスソフトバンクで活躍した李大浩
昨年は30本塁打を達成し、ホークスのV2に貢献したプレーヤー。
メジャー行きを宣言していたものの、マイナー契約からのスタートとなりました。
 
 
そして、昨年は横浜で活躍したセットアッパー・岡島
 
 
 
 
さて、同日に日本のプロ野球で活躍した選手のマイナー契約のニュースがいくつも飛び込んできたのは、これまでになかった気がします。
 
 
それだけ、日本のプロ野球を経て、海を渡ってプレーするのが身近になってきたということでしょう。
 
 
さて、今回出てきた
 
 
 
 
 
という言葉。よく耳にはするものの、どんなものなのかわからない。
あぁ、なんとなくわかるけど実はよくわかっていないという方は多いのではないでしょうか?
 
 
ということで、今回はマイナー契約をキーワードに、アメリカの野球における契約について解説したいと思います。
 

メジャーは、本当に狭き門!

今回、日本でも目覚ましい活躍をしたプレーヤーたちが軒並みマイナー契約でアメリカへ向かう形となりました。 
 
 
なんであんな凄かった人たちがマイナーなんだ
 
 
という驚きもあったかと思いますが、マイナー契約について詳しく紹介する前に、メジャー契約ってどんなものなのか触れておきたいと思います
 
 
と、その前に質問…
メジャー契約の椅子って、1球団にいくつあるかと思いますか?
 
 
日本のプロ野球と同じくらいの選手数(およそ70人くらいですね)だと思った方がもしいたら、それは不正解
 
 
1球団でメジャー契約が出来る人数には限りがあり、その数は
 
 
40人
 
 
までと定められています。
(ここに登録されているプレーヤーをロースターといいます)
 
 
このロースター。どんなものかというとメジャーリーガーとしてベンチに入る資格がある選手。
ロースターには2種類あり、最大40人までと定められている「expanded roster」と呼ばれる枠、「active roster」と呼ばれる25人の枠と2種類があります。
 
 
続いて、この2つのロースターについて紹介して行きたいと思います。
 

2つのロースター制度

 「active roster」
この「active roaster」というのは、ベンチ入りできる選手の枠。
日本の野球でいうと、この人たちが「真の」一軍選手に相当するものでしょうか。
 
このクラスになると、マイナーに降格するにもその選手の許可が必要という契約を交わしていることが多く、実質的にこの25人で一年間を戦って行くと考えてもあながち間違いではないと思います。
 
  
「expanded roster」
ベンチ入りできる25人枠であるactive rosterに対して、40人まで登録ができるexpanded roasterは日本の野球でいうならば「一軍半」の選手といったところ。
 
 
と、ここでもう一度クエスチョン?
 
 
メジャーリーグの場合、基本的にactive roatermの25人で戦っていくと書きましたが、ここから漏れたexpanded rosterの15人はどのようにしているのでしょうか?
 
 
答えは
 
マイナーリーグの試合に出ている
 
 
ことが多いです。(選手にもよりますが)
25人のなかに故障者が出たり、マイナーに落ちることを承諾した選手が出ない限りは、基本的にexpanded rosterの選手の主戦場はマイナーリーグとなります。
 
 
 つまり、メジャー契約を勝ち得たとしても、ロースターの制度によっては
 
 
「あくまでも何かが起こったときのバックアップ」
 
 
という立ち位置でしかなく、 華々しいメジャーリーガーとして活躍できることが保証されているわけではないのです。
 

更に厳しいマイナー契約

メジャー契約を交わすことができるのは、1チームに40人しかいない。

これだけで、何となくアメリカでの野球がいかに厳しいものなのか、おわかりいただけたのではないかと思います。

 

では、今回の3選手のように、現段階でメジャー契約を勝ち取ることができずマイナー契約になった場合、どのようになるのかということについて触れて行きたいと思います。

 

f:id:lefty14kim:20160205142308j:plain

 

このピラミッドは、MLBのカテゴリーを示したものです。

一番上にあるのが、ご存知メジャーリーグ

 

その下にトリプルA、ダブルA…とレベルや年齢に応じて様々なカテゴリーに振り分けられて行きます。

 

マイナー契約を交わした選手は、まずキャンプの段階で

 

メジャーに上がるレベルがあるかどうか

 

というふるいにかけられます。

日本のプロ野球でいうと、入団する資質があるかを試す入団テストのようなものでしょうか…。

 

この時点では、40人のロースターは30〜35人ほど埋まっており、メジャー契約を懸けて、残りの数少ない枠を奪い抜く

 

この少ない枠を懸けた戦い。

アメリカだけでなく、中南米など世界各国から集うプレーヤーたちとの競争。

 

この枠に入るかどうかという選手が日本に来て、中にはタイトルを取る人もいます。

 

それくらい、レベルの高い競争となるわけです。


今回マイナー契約を交わしたクラスの選手であれば、日本でのキャンプは調整のようなもの。

ですが、彼らにとって今回のキャンプは

 

死闘

 

となるわけです。

ここを勝ち抜けば、念願のメジャーリーガーに。

 

もし結果が伴わなければ開幕後はマイナーリーグで、メジャーへの数少ない椅子を掴み取るためにプレーすることとなります。

 

厳しいが、可能性はゼロではない

マイナー契約のプレーヤーは、身分の保障などなく、非常に厳しい立場に置かれている選手。

一方でメジャー契約を掴めば、華やかな舞台に立つことができるだけでなく、出場だけでなく生活面での保障やトレードの拒否権など待遇面においても大きな差があるのです。

現状では、メジャー契約を掴むための厳しい競争をしなければならないのは確かです。


ただ、日本で活躍した実績からすれば、各球団の選手事情等でメジャーの昇格の可能性だってあるわけです。


そんな厳しい戦いをすることを選んだ3人のプレーヤー。
これからどのように活躍するのか、暖かく見守ることとしましょう。