大阪市内からわずか20分で感じれる神秘 宝山寺を巡る
日頃の生活のなかでうまくいかなかったりなんてことで
ちょっとパワーもらいたい
なんてこと、あるんじゃないでしょうか?
簡単に手に入るのなら私もほしいです…
と、冗談はほどほどに、今日は大阪市内の中心部・難波から電車で20分ほど。
奈良県は生駒の山中で味わえる、不思議なパワー宿るスポットをご紹介します。
大阪は南のターミナル、難波から(写真は南海・なんば駅)
人口約12万人の生駒市のターミナルです。(特急も停まりますよ!)
この駅で、ケーブルカーに乗り換え…駅へ着くと
はっ??かわいくない?犬と猫がお出迎え。
シュールなものが好きな方にはとっても素敵な光景でしょう(笑)
ってか、なんでこんな不気味な犬と猫がいてんの?
って話ですよね。なんでかというと、こういうことなんです
ちなみに、ケーブルカーには非常に珍しい踏切があります。
車両が犬と猫
だからなんですよ。
もう、これだけでなんか変なパワーもらえそう…。そんな方もいるかも知れませんが
本題はここから
もう少しおつきあい願います。笑
◆神聖さと混沌さが入り交じる空間、宝山寺
先ほどのとても乗り物には見えないようなケーブルカーに乗ること約5分。
宝山寺駅に到着です。
駅の近くを歩くと、こんな門がお出迎え
今回ご紹介する宝山寺。お寺へと向かう石段を歩いていると…
あれっ、お寺なのに鳥居??
そうなんです。お寺なのにまず、とっても大きな鳥居があるんです
高校で日本史を習っていたら
神仏分離令、どうなってんだ?
ってな話ですが、こちらの寺では、どういうわけか奇跡的に鳥居が残されています。
さて、鳥居をくぐり、境内をめぐると
今度はお寺らしい建物。そして背後には、とっても大きな岩がそびえています。
おおっ、これは何か不思議なパワーが宿っていそうでございます
(実は小さい頃、あれは隕石だと思っていたりしていました…)
この建物の左手に目をやると…
また鳥居が!!!
お寺なのか、神社なのかどっちなんだ…
別の世界にやってきたかのような、かなり混沌とした世界が眼前に広がります。
この宝山寺。実は日本古来の神仏集合の形跡を今にとどめる大変貴重なスポットなのであります。
(神仏集合とは、簡単にいうと神様と仏様が仲良く共存している、ということでございます)
歓喜天様は聖天さまとも呼ばれ、手に巾着袋を持っていたと伝わることから、賽銭箱も巾着袋のような形になっています
このような形をした賽銭箱、滅多に見られないのでは?
この歓喜天。一心不乱に祈れば、どんな願いでも叶えてくれるだけでなく、奇跡的な救いの手が差し伸べられるとも伝わっています。
そのためか、宝山寺へ訪れると、参拝者が他のお寺よりもとっても信心深くお参りしている姿を見ることが出来ると思います。
訪れた際は、ぜひ信心深い気持ちで、心を鎮めてお参りすることをお勧めします
(何かいい願いがかなうかもしれませんよ!)
◆俗と聖が入り交じる門前
境内もとってもユニークな宝山寺。境内へと向かう門前の参道も見逃せないスポット。
参道の石段はとっても趣深いだけでなく、周囲のお店もレトロな雰囲気を醸し出しています。
門前ということもあり、姓名判断や占いをしてくれる場所や、神具店などが並びます。
(判断所、とは姓名判断のことです)
こういったあたりは、さすが門前町といったたたずまい。
今も細々と営業されているのですが、この宝山寺界隈。
かつての遊郭としてのたたずまいを残しながら、旅館の跡地などをお店として活用し、独特の空間が広がっています
写真はインドネシア料理のお店。瓦と現地の装飾?っぽいポールが混沌とした雰囲気を更にもり立てています。
近くの旅館には、いつの時代のだ?というたばこの自販機も。
こちらが宝山寺参道の石段。情緒あふれる石段の階段、そこから見下ろす麓の景色はず〜っと見ていても飽きることのない絶景です。
神聖な雰囲気と混沌とした空気の入り交じる不思議な空間。他ではきっと味わうことができない、宝山寺門前ならではの空気感です。
ちょっと疲れたとき、何か特別なパワーを授かりたい時などに…。
聖なるお寺と、門前の独特の空気に、心癒されてみてはいかがでしょうか?
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